東京ライフ・ワーク・バランス認定企業の認定状授与式が2月7日、千代田区内で行われ、立川の企業「シーズプレイス」（立川市錦町1）に授与された。

シーズプレイスのブースの前で同社のスタッフたち

　東京都は、生活と仕事の調和の実現に向けて優れた取り組みを行った都内事業者を2022年度13社認定し、小池百合子都知事が認定状を授与した。同社は多摩地域で唯一の認定企業として認定された。

　「育児、介護、高齢などの制約やさまざまな背景を持つ人が活躍し、多様性が尊重される社会づくり」を使命に創業した同社。「ライフ・ワーク・バランスの取り組みそのものが経営理念」という。

　同社は、子育てと両立するために短時間勤務正社員や変形労働時間制を導入。制度を利用した従業員による助け合いの風土も構築し、心理的にも働きやすい環境を提供する。DX化にも力を入れ、多くのクラウドサービスを用い、情報共有や各職場や在宅などとのテレコミュニケーションを促進。併せて、創業当時から企業内保育所を整備し、育児中でもすぐに再就職できる環境を整える。従業員にも化学調味料や添加物を使わず、栄養士が監修した給食を提供し、「心身ともに健康な生活を送ることができるよう支援する」など、さまざまなライフ・ワーク・バランスを推進する取り組みを行っている。

　森林育代社長は「認定を励みに、今後もより一層従業員が幸せに働ける環境づくりに取り組んで社会に貢献できれば」と意気込む。